内科
内科について
一般内科では発熱、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢などの急性症状から、高血圧症や脂質異常症の生活習慣病などの慢性疾患まで、全身の健康に関連する疾患の診断、治療、予防に対応します。
内科で対応する疾患
- 生活習慣病
- かぜ症候群
- 花粉症
- 胃腸炎など
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザ
他、ご心配な事に関してはご相談ください
外来感染対策向上加算
当院では、院内感染防止策として必要に応じ以下のような取り組みを行っています。
- 感染管理者である院長が中心となり、職員一同、院内感染対策を推進いたします。
- 院内感染対策の基本的考えや関連知識の習得を目的に、研修会を年2回実施します。
- 感染性の高い疾患(新型コロナウィルスなど)が疑われる場合は、一般診療の方と動線を分けて診察スペースを確保して対応します。
- 標準的感染予防を踏まえた院内感染マニュアルを作成し、院内感染対策を推進していきます。
- 感染対策に関して基幹病院と連携体制を構築し、定期的に必要な情報提供やアドバイスを受け、院内感染対策の向上に努めます。
生活習慣病
不健康な生活習慣によっておこる慢性的な疾患のことを生活習慣病といいます。 生活習慣病は、ストレス、運動する習慣がない、栄養バランスが崩れた食生活、喫煙習慣、過度の飲酒などが主な要因とされています。また、遺伝因子や加齢も生活習慣病の発症に関与しています。
生活習慣病とされる疾患
生活習慣病管理料Ⅱ
高血圧・糖尿病・脂質異常症を主病名とする患者様には個々に応じた指導内容を記載した〈療養計画書〉へ署名をいただく必要がありますので、ご協力をお願いいたします。
高血圧症
高血圧症(こうけつあつしょう)は、血液が通る血管壁にかかる圧力が高くなり、心臓や血管に負担をかける状態です。 高塩分の食事、過度の飲酒や喫煙、肥満、運動不足、加齢など生活習慣や遺伝が要因となります。 高血圧症は、自覚症状がほとんどなく、症状があったとしても高血圧とは気付きにくい傾向があります。 気付いたときには血管がボロボロになっていたなんてこともありえますので早期治療が大切です。 高血圧が長期に続くと心臓疾患や脳卒中、腎臓病などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
高血圧症の症状
- 頭痛やめまい
- 動悸や息切れ
- 目の前がチカチカする
- 鼻血が出る
- 太ったように感じる
- 耳鳴り
- 足がむくむ
当院の診断・治療法
高血圧症の診断は、自宅での血圧測定が基本となります。
通常、血圧が特定の基準を上回る場合に高血圧と診断されます。
治療法は、生活習慣の改善と薬物療法の両面から行われることがあります。
生活習慣の改善
塩分の摂取量の制限、飲酒や喫煙の自制、バランスの取れた食事、定期的な運動などを行います。
薬物療法
血圧を下げる薬の服用を行います。
脂質異常症
脂質異常症は、体内の脂質(脂肪やコレステロールなど)の異常な増加または減少を指す病気です。この病気は、生活習慣や遺伝的な要因によって引き起こされることがあります。適切な診断と治療により、脂質異常症を管理することができます。
脂質異常症の症状
脂質異常症は、自覚症状がほとんどありません。健康診断の結果で初めて気付くことも多くあります。
脂質異常症の原因
脂質異常症の主な原因は、遺伝的な要因や悪い生活習慣、特に食生活にあります。 遺伝的な要因は、親から子への遺伝によるもので、特定の遺伝子に異常があることが原因です。
悪い生活習慣には、高脂肪食の摂取、運動不足、肥満、喫煙などが含まれます。 これらの要因によって、体内の脂質の代謝が異常になり、脂質異常症が発症することがあります。
当院の診断・治療法
脂質異常症は、血液検査を行い診断します。
コレステロールや中性脂肪などの脂質レベルを測定し、異常がある場合に脂質異常症を確定します。
治療法は、ライフスタイルの改善と薬物療法の2つに分けられます。
ライフスタイルの改善には、健康的な食事、定期的な運動、禁煙などが含まれます。
薬物療法では、脂質異常症の原因や重症度に応じて、コレステロールを下げる薬や他の薬が処方されることがあります。
糖尿病
糖尿病は、血液中の糖分(血糖)がちゃんと調整されない病気です。
糖尿病は、血糖が高くなる(血糖レベルが普通より高い)ことが主な特徴で、長く続くといろんな合併症を引き起こす恐れがあります。糖尿病の主な原因は、1.膵臓がインスリンというホルモンを足りなく分泌するか、2.インスリンの効き目が弱いことです。
タイプ1糖尿病は、膵臓の特定の細胞が体の免疫システムに攻撃されてしまってインスリンが足りなくなることが原因です。
タイプ2糖尿病は、遺伝的な要因や太りすぎ、食べ物の摂取の問題、運動不足といったいろんなものが複雑に関わりあって起こります。
糖尿病の症状
- 常に喉の渇き
- 頻尿
- 体重の急激な増加または減少
- 慢性的な疲労感など
- 末梢神経障害による手足の痺れ
- 視力の低下
- 免疫力の低下
検査について
糖尿病の検査には、血液中のグルコース、HbA1c、尿中のケトン体、脂質プロファイル(LDLコレステロールなど)などの測定が含まれます。 これらの検査は、疾患の重症度や合併症のリスクを評価する上で重要です。
当院の診断・治療法
食事療法、運動療法、薬物療法があります。
適切な食生活、体重管理、適度な運動、薬または必要に応じてインスリン療法(専門医に紹介)が含まれる総合的な管理が求められます。 さらに、合併症の予防や管理のために、血圧やコレステロールの管理、定期的な眼科での検査や足のケアなどが重要な要素として加えられます。
消化器内科
消化器内科とは
消化器は、食べ物を食べる、消化する、栄養にして吸収する、老廃物を排出する大事な器官です。
苦痛の少ない内視鏡検査を用いて、がんや炎症などの早期発見・早期治療を目指しております。
胃が痛い、胃酸が逆流してくる、下痢を繰り返しているなど何かお困りがありましたら、ご相談ください。
このような症状はありませんか?
- 胃の痛み
- 食欲不振
- 下痢
- 下血
- 便秘
- 吐き気
- 胃酸の逆流
- 胸やけ
- のどのつかえ
- げっぷ
消化器内科で対応する疾患
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することにより、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。
この病気は成人の10〜20%がかかっていると推定されており、中でも中高年、特に高齢者に多くみられます。
逆流性食道炎の症状
寝ているときに症状がでやすくなります
- 胸が焼ける感じ
- 酸っぱいものが上がってくる
- 食後に胸やみぞおちのあたりが痛い
- のどの違和感
- 声のかすれ
- 慢性の咳
逆流性食道炎の原因
肥満や食べすぎ、加齢、就寝前の食事などが原因です。
一時的な症状で終わることもありますが、継続して長い時間続くようであれば一度ご相談ください。
当院の診断・治療法
問診や胃カメラ検査などで診断いたします。 胃カメラ検査をしない方法もございますが、他の病気の可能性もありますので、正確に診断するには検査をおすすめしています。 治療法として生活習慣の改善指導と薬物療法があります。
1. 生活習慣の改善
- 体重を減らす
- 枕を高くして 寝る
- 食べすぎない
- 就寝前に食べない
2. 薬物療法
胃酸の分泌を抑える薬で、食道の粘膜の炎症をおさえます。
繰り返し起きる場合は薬を調整しつつ症状がなくなるまで飲み続けていただきます。
機能性ディスペプシア(FD)
機能性ディスペプシア(FD)はあまり耳馴染みがない病気かもしれません。 実はとても身近な病気で、病院に受診した人の約半数の人に見つかるというデータもあります。 簡単に説明しますと、明らかな病気や炎症がなくても胃の痛みや胃のもたれなどの症状があることをいいます。
原因も様々で、ストレスや生活習慣の乱れ、胃の変形、遺伝的要因、ピロリ菌やウイルス、胃の機能低下などが複数組み合わさって、複雑に影響しあっていることで発症します。 長期間続けば、生活の質は下がりますので早めに受診してください。
機能性ディスペプシアの症状
- 胃の痛み
- 慢性的な胃のもたれ
- すぐ満腹になる
- みぞおちの焼けるような痛み
当院の診断・治療法
診断は、まず問診と胃カメラ検査、ピロリ菌の検査、血液検査、エコー検査などを行います。
治療法は症状によって異なりますが、生活習慣の改善指導や薬物療法を行います。
生活習慣
- 胃に負担をかけないように食べすぎや早食いをしない
- 適度な運動習慣、睡眠時間の調整、栄養バランスのとれた食生活
- 禁煙
- ストレスも要因の1つなので、ストレスと上手く付き合っていくことも大切です。
薬物療法
- 胃酸をおさえる薬や、薬胃の働きを助ける漢方薬、ストレスや不安感が強い方には抗うつ薬や抗不安薬など
患者さん一人ひとりの症状に合わせて適切な治療法をご提案いたします。
ピロリ菌
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に感染する細菌の一種です。 胃潰瘍や胃がんの原因菌として知られています。
ピロリ菌の症状
自覚症状が出ない方もいますが、症状として以下があります。
- お腹や胃の痛み
- 吐き気や嘔吐
- 食欲不振や体重減少
- 胸焼けや酸逆流感
- 黒い便や便秘
- 貧血
ピロリ菌の原因
ピロリ菌の感染は、感染者との直接あるいは間接的な接触が主な原因です。 感染する源は、感染者と同じ家族や同居人、感染した食べ物や水などです。 また、衛生状態が悪い場所や下水などの汚染も感染リスクを高めます。
当院の診断・治療法
ピロリ菌に感染しているかどうかは、胃カメラ(保険適応あり)、血液検査・便検査(保険適応なし)などで確認します。治療は、ピロリ菌を退治するために、抗生物質と胃酸を抑える薬を一緒に使います。
外科
外科について
外科では、切り傷、やけど、捻挫、皮下粉瘤、うおの目、とげが刺さったなどの外傷の対応をしております。
小児科
小児科について主に風邪などの感染症を診察いたします。
予防接種や乳幼児健診を行っています。
乳幼児健診は予約不要ですが、予防接種のご予約はお電話にて日にちの予約をしてください。